不動産の有効活用と投資利回り

等価交換など土地活用方式と、表面利回り・実質利回りの計算を解説。

持っている土地をどう活かすか、投資として買うならどう判断するか。活用方式と利回りの計算をわかりやすく学びましょう。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

空いてる土地を持ってても、ただ税金がかかるだけだよね。
上手に活かす方法ってあるの?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

あるわよ。
代表が等価交換方式や事業受託方式、それに土地を貸すだけの定期借地権方式などね。
それぞれ資金やリスクの負担が違うの。

青山 栞(普段) 青山 栞

たとえば等価交換方式は、地主が土地を提供し、デベロッパーが建物を建て、完成後の土地と建物を出資割合に応じて分け合う方式です。
地主は建築資金を用意しなくてよいのが特徴です。

桃瀬 美羽(普段) 桃瀬 美羽

自分でお金を借りて建てなくていいのは、うれしいですねぇ。
他はどうですかぁ?

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

事業受託方式は、企画から建設・管理までを専門業者に任せる方式。建設協力金方式は、入居予定のテナントから保証金を預かって、それを建設資金に充てる方式よ。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

なるほど。
ところで投資として不動産を買うなら、儲かるかどうやって見分けるの?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

利回りで判断するのよ。
いちばん単純なのが表面利回り。
『年間家賃収入 ÷ 投資額 ×100』で計算するの。

青山 栞(普段) 青山 栞

たとえば投資額2,000万円で年間家賃収入が160万円なら、表面利回りは160÷2,000×100=8%ですね。

桃瀬 美羽(びっくり) 桃瀬 美羽

でも、管理費とか税金とかもかかりますよねぇ。
それは無視でいいんですかぁ?

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

いい指摘ね。
だからもっと実態に近い実質利回り(NOI利回り)を使うの。
『(年間家賃収入−年間経費) ÷ 投資額 ×100』で、経費を引いた後の利回りよ。

夏川 ひより(笑い) 夏川 ひより

さっきの例で経費が年40万円なら、(160−40)÷2,000×100=6%!
表面より下がるんだね。

青山 栞(普段) 青山 栞

つまり、表面利回りは経費を考えない見かけの利回り、実質利回りは経費を差し引いた実態に近い利回り、ということですね。

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

投資判断では、表面利回りだけで飛びつかず、実質利回りや空室リスクまで見ることが大切よ。
数字の裏側を読む力が問われるの。

桃瀬 美羽(笑顔) 桃瀬 美羽

見かけの数字にだまされない目が大事なんですねぇ。
しっかり覚えますぅ。

確認クイズ

投資額2,000万円、年間家賃収入160万円、年間経費40万円の賃貸物件について、実質利回り(NOI利回り)として最も適切なものはどれか。

  1. 表面利回りは6%、実質利回りは8%である。
  2. 実質利回りは6%である。
  3. 実質利回りは8%である。
  4. 実質利回りは4%である。
こたえを見る

正解: 2. 実質利回りは6%である。

正解は2。実質利回り=(160万円−40万円)÷2,000万円×100=6%。ちなみに表面利回りは160÷2,000×100=8%で、経費を引いた実質利回りのほうが低くなる。1は表面と実質を取り違えている。

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