自営業者(国民年金の第1号被保険者)は、会社員の厚生年金にあたる『2階部分』がありません。そこを自分で上乗せするための制度が、国民年金基金や付加年金です。
自営業の人の公的年金って、老齢基礎年金だけなんだよね?
会社員より少なくない?
そうなの。
だから第1号被保険者が上乗せできる制度が用意されているの。
代表が国民年金基金よ。
補足すると、国民年金基金の掛金は月額最大6万8千円で、全額が社会保険料控除になります。
ただし付加年金とは併用できず、iDeCoと合わせて月6万8千円が上限です。
『付加年金』ってなんですかぁ?
聞いたことないですぅ。
付加年金は、国民年金保険料に月額400円の付加保険料を上乗せして納めると、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる仕組みよ。
え、400円払って200円?
それ元取れるの?
よく気づいたわね。
年200円×納付月数がもらえるから、2年間受け取れば支払った付加保険料の元が取れる計算になるの。
とてもお得な制度なのよ。
整理すると、第1号被保険者の上乗せは国民年金基金・付加年金・iDeCoの3つ。
国民年金基金と付加年金は同時加入できない点が要注意です。
第1号だけの制度なんですね。
会社員(第2号)や専業主婦(第3号)は使えないんですかぁ?
そのとおり。
国民年金基金も付加年金も、原則として第1号被保険者(と任意加入被保険者)のための制度なの。
自営業者の老後を厚くするための仕組みね。
『自営業者の2階建て』は国民年金基金・付加年金・iDeCoで作る、ってことか!
確認クイズ
国民年金の付加年金に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 付加保険料は月額400円で、将来『400円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる
- 付加保険料は月額400円で、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる
- 付加年金は国民年金基金と同時に加入できる
- 付加年金は厚生年金の第2号被保険者が加入できる制度である
こたえを見る
正解: 2. 付加保険料は月額400円で、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる
正解は2。付加保険料は月額400円、受け取りは『200円×納付月数』で、2年間受給すれば元が取れる(1は誤り)。付加年金と国民年金基金は同時加入できない(3は誤り)。対象は原則第1号被保険者で第2号は対象外(4は誤り)。