自営業者の年金上乗せ(国民年金基金・付加年金)

第1号被保険者が老齢基礎年金に上乗せする国民年金基金と付加年金の仕組み・掛金・併用ルールを整理します。

自営業者(国民年金の第1号被保険者)は、会社員の厚生年金にあたる『2階部分』がありません。そこを自分で上乗せするための制度が、国民年金基金や付加年金です。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

自営業の人の公的年金って、老齢基礎年金だけなんだよね?
会社員より少なくない?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

そうなの。
だから第1号被保険者が上乗せできる制度が用意されているの。
代表が国民年金基金よ。

青山 栞(普段) 青山 栞

補足すると、国民年金基金の掛金は月額最大6万8千円で、全額が社会保険料控除になります。
ただし付加年金とは併用できず、iDeCoと合わせて月6万8千円が上限です。

桃瀬 美羽(普段) 桃瀬 美羽

『付加年金』ってなんですかぁ?
聞いたことないですぅ。

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

付加年金は、国民年金保険料に月額400円の付加保険料を上乗せして納めると、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる仕組みよ。

夏川 ひより(びっくり) 夏川 ひより

え、400円払って200円?
それ元取れるの?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

よく気づいたわね。
年200円×納付月数がもらえるから、2年間受け取れば支払った付加保険料の元が取れる計算になるの。
とてもお得な制度なのよ。

青山 栞(普段) 青山 栞

整理すると、第1号被保険者の上乗せは国民年金基金・付加年金・iDeCoの3つ。
国民年金基金と付加年金は同時加入できない点が要注意です。

桃瀬 美羽(普段) 桃瀬 美羽

第1号だけの制度なんですね。
会社員(第2号)や専業主婦(第3号)は使えないんですかぁ?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

そのとおり。
国民年金基金も付加年金も、原則として第1号被保険者(と任意加入被保険者)のための制度なの。
自営業者の老後を厚くするための仕組みね。

夏川 ひより(笑い) 夏川 ひより

『自営業者の2階建て』は国民年金基金・付加年金・iDeCoで作る、ってことか!

確認クイズ

国民年金の付加年金に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 付加保険料は月額400円で、将来『400円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる
  2. 付加保険料は月額400円で、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる
  3. 付加年金は国民年金基金と同時に加入できる
  4. 付加年金は厚生年金の第2号被保険者が加入できる制度である
こたえを見る

正解: 2. 付加保険料は月額400円で、将来『200円×納付月数』が老齢基礎年金に上乗せされる

正解は2。付加保険料は月額400円、受け取りは『200円×納付月数』で、2年間受給すれば元が取れる(1は誤り)。付加年金と国民年金基金は同時加入できない(3は誤り)。対象は原則第1号被保険者で第2号は対象外(4は誤り)。

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