人生で最も大きな買い物といわれる住宅。その資金を支える住宅ローンについて、返済方法と借換えの考え方を学びましょう。
住宅ローンって、返し方に種類があるって聞いたんだけど、どう違うの?
あるのよ。住宅ローンの返済方法は大きく2つ。
毎月の返済額が一定の元利均等返済と、元金部分が一定の元金均等返済ね。
補足すると、元利均等返済は毎月の返済額(元金+利息)がずっと同じなので家計の見通しが立てやすいです。
ただし総返済額は元金均等より多くなりますね。
じゃあ元金均等の方はどうなるんですかぁ?
元金均等返済は毎月返す元金が一定なの。
最初は利息が多くて返済額が大きいけれど、だんだん減っていくわ。
その分、総返済額は元利均等より少なくなるのよ。
要は、返済額が一定でラクなのが元利均等、総額が少なくて得なのが元金均等ってこと?
きれいにまとまりましたね。
当初の負担は元金均等が重く、総支払額では元金均等が有利、という関係です。
金利にも種類があるって聞いたんですけど、そうなんですかぁ?
あるわ。
ずっと金利が変わらない固定金利型、市場に応じて見直される変動金利型、一定期間だけ固定する固定金利選択型の3つが基本ね。
もし後から金利の低いローンが出てきたら、乗り換えることはできるの?
できるわ。
それが借換えよ。
今より低金利のローンに組み替えることで、総返済額を減らせる可能性があるの。
ただし手数料や登記費用などの諸費用がかかる点は要注意ね。
補足すると、借換えのほかに、繰上げ返済という方法もあります。
手元資金でローンの一部を前倒しで返すことで、利息を減らせますね。
繰上げ返済にも種類があるんですかぁ?
あるわ。
返済期間を縮める期間短縮型と、毎月の返済額を軽くする返済額軽減型の2つ。
同じ金額なら、利息の軽減効果が大きいのは期間短縮型の方なの。
よっしゃ、返済は元利均等と元金均等、金利は固定と変動、見直しは借換えと繰上げ返済!
住宅ローンの全体像がつかめたよ!
まとめると、元利均等は返済額一定で総額多め、元金均等は総額少なめ。
繰上げ返済は期間短縮型が利息軽減に有利。
ここが頻出ポイントですね。
確認クイズ
住宅ローンに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 元利均等返済は、毎月返済する元金の額が一定である
- 他の条件が同じ場合、元金均等返済は元利均等返済より総返済額が少ない
- 繰上げ返済のうち返済額軽減型は、期間短縮型より利息軽減効果が大きい
- 借換えには諸費用が一切かからない
こたえを見る
正解: 2. 他の条件が同じ場合、元金均等返済は元利均等返済より総返済額が少ない
条件が同じなら元金均等返済のほうが総返済額は少なくなります。元金が一定なのは元金均等返済(選択肢1は誤り)、利息軽減効果が大きいのは期間短縮型(選択肢3は誤り)、借換えには手数料等の諸費用がかかります(選択肢4は誤り)。