公的年金は老後だけのものではありません。病気やケガで障害を負ったとき、一家の働き手が亡くなったときにも支給されます。
年金って老後にもらうイメージだったけど、それ以外にももらえる場面があるの?
あるのよ。
公的年金には、老齢のほかに障害年金と遺族年金という大事な役割があるの。
若い人にも関係する「保険」なのよ。
補足すると、障害年金は病気やケガで一定の障害状態になったときに支給されます。
1階の障害基礎年金と、厚生年金加入者に上乗せされる障害厚生年金がありますね。
障害の重さで金額って変わるんですかぁ?
変わるわ。障害基礎年金は障害等級1級と2級が対象で、1級の方が金額が多いの。
さらに18歳到達年度末までの子がいると加算があるのよ。
厚生年金の方はどうなるの?
障害厚生年金は等級1級・2級に加えて、より軽い3級も対象になります。
3級より軽い場合でも一時金の障害手当金が出ることがありますね。
会社員の方が手厚いんですねぇ。
じゃあ遺族年金はどういうときにもらえるんですかぁ?
遺族年金は、家計を支える人が亡くなったときに残された家族へ支給されるの。
こちらも1階の遺族基礎年金と、2階の遺族厚生年金に分かれるわ。
遺族基礎年金は、誰でももらえるの?
ここが大事なポイントよ。遺族基礎年金は「子のある配偶者」または「子」だけが対象なの。
ここでいう子は原則18歳到達年度末までの子ね。
子がいないともらえないの。
一方の遺族厚生年金は子の有無を問わず、亡くなった人に生計を維持されていた妻や夫、子などが受け取れます。
範囲が広いのが特徴ですね。
うぅ〜ん…だから「子がいない妻」だと基礎はもらえないけど、会社員の夫なら厚生年金の方はもらえる、ってことなんですねぇ。
よく整理できたわ、美羽ちゃん。
だからこそ、保険料の未納があると障害年金や遺族年金までもらえなくなることがあるの。
きちんと納めることが家族を守るのよ。
よっしゃ、障害は等級で、基礎は1・2級、厚生は3級もあり。
遺族基礎は子がいる家庭、遺族厚生は範囲が広い!
覚えたよ!
確認クイズ
障害年金・遺族年金に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 障害基礎年金は障害等級3級から支給される
- 遺族基礎年金は、子のいない配偶者にも支給される
- 遺族基礎年金の受給対象は「子のある配偶者」または「子」である
- 障害厚生年金は等級1級のみが対象である
こたえを見る
正解: 3. 遺族基礎年金の受給対象は「子のある配偶者」または「子」である
遺族基礎年金は「子のある配偶者」または「子」が対象です。障害基礎年金は1級・2級(選択肢1は誤り)、遺族基礎年金は子がいないと対象外(選択肢2は誤り)、障害厚生年金は1〜3級が対象(選択肢4は誤り)です。