株式は証券取引所で売買されますが、注文の出し方や約定・受渡しのタイミングにはルールがあります。配当や株主優待をもらうために『いつまでに買えばよいか』も試験に問われます。
株を買うとき『いくらでもいいから買う』のと『この値段で買う』のって選べるの?
選べるわよ。
値段を指定しない注文が成行注文、値段を指定するのが指値注文よ。
補足すると、売買が成立する際は価格優先の原則と時間優先の原則が働きます。
成行注文は指値注文より優先され、同じ条件なら早く出した注文が優先されます。
株を買っても、すぐには自分のものにならないって聞いたんですけど…?
いいところね。
売買が成立(約定)しても、代金と株式の受け渡しは後日なの。
今は約定日を含めて3営業日目に決済される仕組みよ(約定日から起算)。
その受渡しのルールって、配当をもらうときに関係あるの?
大ありよ。
配当や株主優待を受け取るには権利確定日に株主名簿に載っている必要があるの。
だから受渡しを逆算した権利付最終日までに買っておかないといけないのよ。
その翌営業日が権利落ち日で、この日以降に買っても今回の配当・優待はもらえません。
日程の逆算は頻出です。
手元のお金以上に大きく取引する方法もあるって聞いたんですけど、こわくないですかぁ?
それが信用取引ね。
証券会社に保証金を預け、資金や株を借りて売買するの。
少ない元手で大きな取引ができるぶん、損失も大きくなりやすいから注意が必要よ。
値下がりを見込んで『売り』から入れるのも特徴ね。
『成行は値段指定なし・優先される、配当は権利付最終日までに買う』…日程は逆算がカギだね!
確認クイズ
株式の取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 指値注文は成行注文に優先して約定する
- 成行注文は指値注文に優先して約定する
- 配当を受け取るには、権利落ち日に株式を保有していればよい
- 上場株式の売買代金の受渡しは、約定日当日に行われる
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正解: 2. 成行注文は指値注文に優先して約定する
正解は2。約定では成行注文が指値注文に優先する(2が正しい、1は誤り)。配当を得るには権利落ち日ではなく権利付最終日までに買う必要がある(3は誤り)。受渡しは約定日を含め3営業日目で当日ではない(4は誤り)。