金利と預貯金商品 - 単利・複利と固定・変動金利

単利と複利の違い、固定・変動金利の使い分け、主な預貯金商品の特徴を整理します。

お金を預けると増える『利息』。その計算方法や、金利がどう決まるのかを知ると、預貯金選びがぐっと賢くなります。単利と複利の違いから始めましょう。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

銀行にお金を預けると利息がつくよね。
でも単利とか複利とか、なんかややこしくない?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

じゃあそこから整理しましょう。単利は、最初に預けた元本にだけ利息がつく方式。
100万円を年2%で預けたら、毎年2万円ずつ増えていくのよ。

青山 栞(普段) 青山 栞

一方の複利は、ついた利息を元本に組み入れて、その合計にまた利息がつく方式ですね。
雪だるまのように増えていきます。

桃瀬 美羽(笑顔) 桃瀬 美羽

利息にも利息がつくんですかぁ? なんだかお得な感じがします。

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

そうなの。
期間が長いほど複利の効果は大きくなるわ。
複利には利息を計算する回数によって、1年複利・半年複利・1か月複利があって、同じ年利なら計算回数が多いほど有利になるのよ。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

半年ごとに利息を組み入れたほうが、1年に1回より増えるってこと?

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

その通り。
計算のタイミングが多いほど、利息が利息を生むチャンスが増えるからね。
ちなみに複利の元利合計は『元本×(1+年利率)の年数乗』で求められるわ。

青山 栞(普段) 青山 栞

補足すると、金利には預けている間ずっと利率が変わらない『固定金利』と、市場に合わせて見直される『変動金利』があります。
金利上昇が予想されるなら変動、下落局面なら固定が有利になりやすいですね。

桃瀬 美羽(普段) 桃瀬 美羽

うぅ〜ん、これから金利が上がりそうなら変動を選ぶといいんですねぇ。

小野寺 琴葉 先生(笑顔) 小野寺 琴葉 先生

よく理解できたわね。
預貯金商品も少し見ておきましょう。
いつでも出し入れできる普通預金、一定期間預け入れる定期預金、そしてゆうちょ銀行の定額貯金などがあるの。

夏川 ひより(普段) 夏川 ひより

定額貯金って、なんか特別なの?

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

定額貯金は預入から6か月経てば自由に引き出せて、最長10年まで半年複利で運用される商品よ。
しかも預入期間に応じて金利が段階的に上がる仕組みなの。

青山 栞(普段) 青山 栞

つまり、流動性を保ちつつ複利で増やせるのが定額貯金の特徴ということですね。
一方で定期預金は原則として満期まで引き出せないぶん、金利がやや高めに設定されます。

桃瀬 美羽(笑顔) 桃瀬 美羽

商品ごとに『いつでも下ろせるか』と『金利の高さ』のバランスが違うんですねぇ。

小野寺 琴葉 先生(普段) 小野寺 琴葉 先生

そこが預貯金選びの勘どころね。
試験では『複利は計算回数が多いほど有利』『固定金利と変動金利の使い分け』が狙われるわ。
しっかり押さえてね。

確認クイズ

金利と預貯金に関する記述として最も適切なものはどれか?

  1. 単利は利息を元本に組み入れて計算する方法である
  2. 同じ年利率なら1か月複利より1年複利のほうが元利合計は大きい
  3. 今後金利が上昇すると予想される場合、変動金利のほうが有利になりやすい
  4. 定期預金はいつでも自由に引き出すことができる
こたえを見る

正解: 3. 今後金利が上昇すると予想される場合、変動金利のほうが有利になりやすい

金利上昇局面では変動金利のほうが有利になりやすいのが正しい記述です。利息を組み入れるのは複利(単利ではない)。複利は計算回数が多い1か月複利のほうが1年複利より有利。定期預金は原則満期まで引き出せないため、他は誤りです。

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。