景気・金利・為替・株価は互いに影響し合っています。日本銀行がおこなう金融政策の狙いや、金利が上がると債券や為替がどう動くかという『連動』を理解すると、金融の問題がぐっと解きやすくなります。
ニュースで『日銀が金融政策を…』ってよく聞くけど、日銀って何してるの?
日本銀行は物価の安定を目指して金融政策をおこなう中央銀行よ。
景気が過熱すればお金の量を絞り、冷え込めば増やすの。
補足すると、代表的な手段が公開市場操作(オペレーション)です。
日銀が金融機関から国債などを買う買いオペは市場にお金を供給し金利を下げる方向、売る売りオペは資金を吸収し金利を上げる方向に働きます。
金利が上がったり下がったりすると、私たちのお金にどう関係するんですかぁ?
いろいろ連動するのよ。
まず金利が上がると、すでに発行された債券の価格は下がるの。
金利と債券価格は逆に動くのが基本ね。
為替はどうなるの?
金利が上がると円高?
円安?
一般に、日本の金利が上がると円で運用する魅力が増して円高に振れやすいの。
逆に金利が下がれば円安方向ね。
景気の見方も押さえましょう。
物価が持続的に上がるのがインフレ、下がるのがデフレです。
インフレ抑制のためには金融引き締め(金利上昇)がとられやすいですね。
円安になると、輸出する会社と輸入する会社、どっちが得なんですかぁ?
一般に円安は、海外で売る輸出企業に有利で、海外から仕入れる輸入企業には不利になりやすいの。
逆に円高は輸入に有利ね。
『買いオペで金利↓・お金↑、金利↑で債券価格↓・円高』…連動を線でつなげば覚えられるね!
確認クイズ
金融市場と金融政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 日本銀行の買いオペレーションは、市場から資金を吸収し金利を上昇させる効果がある
- 日本銀行の買いオペレーションは、市場に資金を供給し金利を低下させる効果がある
- 一般に市場金利が上昇すると、すでに発行されている固定利付債券の価格は上昇する
- 一般に国内の金利が上昇すると、為替は円安に振れやすい
こたえを見る
正解: 2. 日本銀行の買いオペレーションは、市場に資金を供給し金利を低下させる効果がある
正解は2。買いオペは日銀が債券等を買って市場に資金を供給し、金利を低下させる方向に働く(1は誤り)。金利上昇時は既発の固定利付債券の価格は下落する(3は誤り)。国内金利の上昇は円高に振れやすい(4は誤り)。